奥穂高岳の秋はもう過ぎていた

登山開始

夜行バスで上高地に到着しました。朝の5:20はまだ薄暗く、登山準備などしているうちにだんだんと夜が明けてきました。でも天気は曇り空。

今日は10月13日で、街中では全く秋を感じることもない時期ですが、ここ上高地ではもう紅葉が終わりかけのようです。

明神橋を通り過ぎ、桂川沿いの平坦な道を歩いていきます。

突然出てきた猿軍団!
結構な大家族(群れ)で、この辺りは彼らの方が我が物顔で歩き回っています。僕が歩くすぐ横を走り抜けていくので、ちょっと怖かった。帽子盗られたりするのかな?(汗)

ここからが山道

横尾大橋を渡ったところからが登山になります。ここまでずーっと平坦な道を約3時間あるいたので、天気次第では体力の消耗を考慮しないとこの先持たないかもね。

涸沢に到着です。まばらですがテント設営者もいますね。夏のピーク時にはカラフルなテントがびっしりと並び、それがフォトジェニックとなります。

ザイテングラートの取り付きから雄大な景色を振り返ります。

両手足で三点支持を保ちながらザイテングラートを慎重に上ります。ところどころ鎖やこのようなはしごが設置されているお陰で、一般登山者でも何とか登りきることができます。

穂高岳山荘に到着です。そのすぐ先には奥穂高岳がそびえ立っています。気温はたぶん1桁台で、風が強いので体感温度は氷点下ではないかと思うくらい。

岩に近寄って途中まで登ろうとしましたが、強風で吹き付けられた霧が岩肌に凍り付いているのを見て、諦めました。

今夜の夕食です。山小屋の食事ってものすごくおいしいといつも思う。街の感覚では割高だけど、ここまでの食材調達の困難を考えるとちゃんとコストに合ってると納得するし、山小屋での食事には感謝が湧くのです。

山頂目指して

翌朝、朝食を済ませて6:00から山頂目指して出発です。
昨日の夕方見た岩肌の氷は解け、岩肌は半分くらい乾いている状態なので大丈夫と判断しました。僕の先を歩く人もいますので、ついていきます。

怖えぇーっ!高度感がある!
慎重に慎重に。

左手前に見えるのが涸沢岳で右が北穂岳で、真ん中の尖ってるのが槍ヶ岳ですね。

奥穂高岳(3,190m)、登頂です!
祠の石垣にも氷が張り付いています。強風だし寒いし、写真を撮る手がかじかんでツライ。

さあ、小屋まで戻りましょう。

岩場は降りる時の方がはるかに怖いし、実際危険ですから。ルートを見誤らないように、踏み外さないように、そして落石させないように、細心の注意を払いましょう。

あれを登ったなんてな。でも楽しかったぞ。

涸沢ヒュッテが見えてきました。

横尾から上高地までの帰り道にある徳沢ロッジです。

つり橋と穂高連峰が美しい。

白樺と湖面がいい感じですね。

上高地は、この辺りを散策したり景色を楽しんだりする観光客の方も多数いらっしゃるので、登山装備などしていない軽装の方が増えてきました。

帰りのバスは15:40なので、上高地バスターミナルで登山ルートを復習してます。
2日間とも雨じゃないけどずっと曇り空で、もう少し日差しがあればキレイな写真が撮れたのになーと残念です。
そして初めてのザイテングラートでしたが、しっかりと下調べして準備万端で臨みましたので、ケガもなく無事に登りきることができ満足です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です