売上高と利益と費用について

売上高とは

会社で、製品を販売したりサービスを提供した対価として受け取るお金が「売上高」です。ある製品を100万円で販売した場合、取引先から受け取ったお金は売上高に計上されます。

利益とは

利益とは、売上高から費用を差し引いたものです。会社の企業活動で言えば、会計期間1年間で100万円の売上高を得る一方で、材料費や人件費などの費用80万円が発生しています。その支払いを終えた後、会社に残ったお金が「利益」であり、この1年間の会社の儲けです。

費用とは

それでは費用とは何でしょうか。さきほど利益の項で材料費や人件費と書きましたが、要するに1年間の企業活動を行うにあたり、支出したもの全てを示します。製品を製造するための材料費、製品を製造するための設備費、従業員の給料、事務所や営業所の家賃、それに銀行にに支払う借入金利息などもあるでしょう。

費用の分類

何にいくら使ったのか後から見て解るように、日々の経理計算の際には細かく費目別に仕訳をします。分類する費目は会社の業種や規模により様々ですが、概略は次のように区分して計上されます。

  • 材料費
  • 外注費
  • 人件費(従業員給与、賞与、退職給付引当金、役員報酬)
  • 事務費(出張費、事務用品費、交際費、会議費、教育研修費)
  • 設備費(有形、無形固定資産償却費、リース料、修繕費)
  • 受取利息、支払利息

原価計算を行う際には、材料費の部分を「製品別、機種別」等のようにもっと細分化して原価管理を行い、原価低減に役立てる手法も取られます。

まとめ

利益とは、売上高から費用を差し引いた残りです。これが会社の儲けになります。もっと利益を増やそうとしたら「売上高」を増やして、一方で「費用」を減らす活動が必要となります。

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